常識やイメージにとらわれず、新たな感性で技術・商品開発に取り組む会社です。
当社が得意とするのはアルマイトや自社開発の特殊な薬品などの化学物質を用いた「表面処理」。これらは一般的な研磨機などを使った物理的な研磨方法に比べ、対象物を傷つけることなく不要な部分を溶かすことで表面を整えられるというメリットがあります。もちろん一般的な金属加工、研磨加工、プレス加工を行うことも可能であり、加えて素材の加工から表面処理、仕上げ、検査という一貫生産にも対応可能な体制を備えているのも当社の特徴です。
かつて、当社には4つの事業の柱がありました。1つ目は高速道路の防音壁を止めるバネ。2つ目はガソリンスタンドの給油器の安全保安部品。3つ目は自動車のエンジンのピストン部分の表面処理で4つ目は自動車のミッション部品の表面処理です。いずれも自動車業界に関連する製品で、中でも1つ目の防音壁のバネは全国的に見てもトップクラスのシェアを誇っていました。
2013年ごろから経営の新しい柱として、これまでに培った技術力を活かし、航空業界への進出を模索。航空業界出身者や大学教授に相談に乗ってもらいながら開発メンバーを迎え入れ、海外研修なども行いながら技術開発に取り組みました。そしてついに「高速フレーム溶射」と呼ばれる手法を会得し、国際認証も取得。これまで六価クロムメッキを施していた航空機の足部分の新たな強化方法としてすでに複数社に採用されており、フランスやイギリスで開かれる国際的な展示会で海外メーカーへの売り込みにも力を入れています。このように「新しいことへのチャレンジを恐れない」企業風土が当社の大きな特徴です。
現在もこれまでにない新たなプロジェクト「1 PLATE PRODUCTS(ワンプレートプロダクツ)」を進行しています。これは当社が持つ加工技術を活用し「1枚の金属板」からフォトジェニックでスタイリッシュなアイテムを製造する取り組みで、2016年の立ち上げ以降、1年に1アイテムの商品開発を行っています。これまでに栓抜きやペットボトルのフタ開けなど複数の機能を備えた「マルチオープナー」や、アルファベットを形どった「レターフック」を発表。現在、この業務は私が担当していますが、今後は新しい感性を持った人材に任せていきたいと考えています。商品開発やデザイナーとの打ち合わせなど、かわいいものや作っていて楽しいと感じていただける環境が待っています!
代表取締役社長 中西顕郎
求める人物像
- 働くということは、付加価値をあげること。口先だけでなく、付加価値をあげことができる人。
- 常に外部環境の変化に対応できる会社にするため、井の中の蛙にならないように努力し、自分を決して過信することがない人。
- 絶えず、人間能力の啓発と向上を目指した組織活動を志向する人。
- 明るく、厳しく、楽観的に、済んでしまった事にこだわらず、いつも燃えるファイトを失わず、心に誠を持ち、嘘をつかず、大変だと感ずる力を持ち続けることができる人。
- 現代は、スピードの時代。今日の仕事を明日に延ばすことなく、迅速に処理するように、最善の努力をする人。